実用的な検定試験

資格を取得する検定試験は、様々な団体が、実施しています。国家・関係各省が実施している国家資格は、法律に基づいて試験を実施し、専門的知識、技能能力が定められた段階以上に達せられていることを行政機関が認定する試験です。資格を有していないとその業務ができない独占的公的資格も存在します。公的資格は、国家資格と民間資格の中間的な資格です。主として省庁が認定した審査基準を基に、民間団体や公益法人が実施しています。民間資格は、民間団体、企業などが独自の審査基準で試験を実施して与えている資格です。 英語を始めとする言語関係の資格を見ても、通訳案内士資格は、国家試験、公的資格には、実用英語技能検定試験、日商ビジネス英語検定があります。民間資格としては、TOEIC、TOEFL、が特に知られています。TOEICは世界共通の検定で、英語でのコミュニケーションの能力を認定し、競争率が高い資格です。TOEFLは40年以上の歴史を持つ英語運用能力テストとして権威があります。 情報社会で活躍する人たちには、コンピューター・情報関連の資格として、難関の国家資格から、就職に有利となるパソコン検定試験など多くの検定試験が行われています。 高齢化社会では介護士関係の人材が求められ、資格を得るには、国家試験の介護福祉士、社会福祉士、民間では在宅福祉の中核となるホームヘルパー資格、介護支援専門員の資格など行われています。

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